【エルデンTRPG】おすすめのスキルとスキルセット評価 戦技書編①

2023年10月4日水曜日

ELDEN RING TRPG TRPG データ考察

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素性スキル評価(【エルデンTRPG】おすすめの素性スキルと素性評価)のお次は汎用スキルの評価だっ。

あ、言うまでもなくELDEN RING TRPG(エルデンTRPG)のお話です。

評価の基準は以下の通り。ついでに戦技書ごとに適性の高いビルド例も紹介しています
スキルが多すぎてどれから見たらいいか無限に迷子!という方、まずはそこから見ていただければと思います。

<スキル評価基準>
  • ◎×3:適性のあるビルドでは特に優先度が高い、もしくは汎用的に取得できる強力なスキル
  • ◎×2:使いやすさでは一歩譲るものの、取得すれば確実に活躍が見込めるスキル
  • ◎×1:使いどころが限定的、もっと使いやすいものがあるなど取得が急がれないスキル

この記事の中身

盾の戦技書

《盾ガードの達人》
おすすめ度:◎◎◎
ガード成功時にFP1点でダイス1個獲得。スタミナダイスは多くの場面でFPよりも貴重なため、ガードコストを補えるのはとても心強い。

《シールドバッシュ》
おすすめ度:◎◎◎
ダイスとFPをコストに強靭損害を与える。使用後にアクションダイスを獲得できるため実質的にFP消費のみで強靭値を削りながら悪い出目を振り直すことができる。

《鉄壁の盾》
おすすめ度:◎◎
ターン終了まで自身の盾にカット値を高めるエンチャントをする。手番以降にしか恩恵を得られない点が少々気にはなるが、カット値を気軽に盛ることができるのは貴重。

《パリィ》
おすすめ度:◎◎
物理ダメージに対してガードコストを追加で払ってカット値を上乗せする。特別強力な攻撃やガード貫通効果のある攻撃も受けやすくなる。現象ダメージにも対処したい場合は《トープスの力場(カーリア王家の魔術書①)》を取得しよう。

総評:
盾を持つビルド全般に適性のあるスキルセット。
《盾ガードの達人》のダイス獲得効果が特に使いやすく、《パリィ》の取り回しを高めるほか《嵐の壁(嵐の戦士の戦技書)》と組み合わせればガードによってダイスを増やす強力な立ち回りが可能になる。

鋭利の戦技書

《回転斬り》
おすすめ度:◎◎
2hit相当のダメージに加え、消費した連番ダイス数に応じた追加ダメージや強靭損害(ランク2)を与える。hit数はダイス数相応だがアタックコストの大きい武器で出目の低いダイスを消費できれば無駄がない。

《剣舞》
おすすめ度:◎
2hit相当のダメージと、「サイズ:小中」の武器ではさらに1hit相当のダメージを与える。状況とダイス目が噛み合う必要はあるものの、余ったゾロ目ダイスでガードや回避を剥がしての追い打ちを狙うことができる。

《霧の猛禽》
おすすめ度:◎◎◎
回避ダイスの出目が1のとき回避に成功できる。ランク2では加護も回復でき、回避を積極的に行うビルドにとって特にありがたい効果が揃っている。

《連続攻撃の歓喜》
おすすめ度:◎◎◎
4~5hitのアタックを行ったときFP(ランク2ではHPとFP)を回復。多段hitの条件は軽い武器や「二刀流」であれば満たしやすく、能動的に使えるリソース回復として有用。

総評:
回避主体の軽武器ビルドに適性のあるスキルセット。
《霧の猛禽》によって回避のダイスコストを最小限に抑え、残ったダイスで《連続攻撃の歓喜》の発動を狙うことで消費したリソースを補う動きが基本。多段hitを狙うことから《連続切り(貴人剣士の戦技書)》も相性がいい。

重厚の戦技書

《ウォークライ》
おすすめ度:◎◎◎
自身の攻撃のダメージをターン終了まで高める。使用条件は特になくコストもFPのみとわかりやすく強い。効果を最大限に活かすなら攻撃は複数回行いたい。

《踏み込み》
おすすめ度:◎◎◎
次のアタックの対象を2体に変更もしくはダメージを増加する。ランク2ならコストはダイス1つとお手軽ながら強力な二つの効果を使い分けられる点も使いやすい。

《乱撃》
おすすめ度:◎◎
1hit相当のダメージを2回与える。アタックコストに満たないダイスもゾロ目であれば2回の攻撃に変換でき、低い出目を持て余しやすい重い武器で攻撃のチャンスを逃しにくくなる。

《我慢》
おすすめ度:◎◎
自身のHP損害と抵抗判定の難易度をターン終了まで軽減する。手番以降のみとはいえダメージと状態異常のリスクをまとめて抑えられるため有効に働く場面は多いだろう。

総評:
1hitが強烈な重武器ビルドに適性のあるスキルセット。
火力を高めることを考えたときに真っ先に取りたいものの一つ。ちなみにどの戦技もランク2で使用条件がなくなるため、重武器以外の戦士系ビルドでも取得する価値は十分にある。

葦の地の戦技書

《居合》
おすすめ度:◎◎◎
装備状態に応じた2or3hit相当のダメージと強靭損害、さらに「出血」を与える。刀にとって強靭損害の追加は嬉しくダメージ量も上々と重めのコストに見合った性能。特に「両手持ち」ならばダイス数以上のhit数で殴れることは特筆に値する。

《牙突き》
おすすめ度:◎◎
2hit相当のダメージを与え、行動順が早ければさらに「出血」を与える。低い出目の連番ダイスの使用先としては悪くないが、刀には「出血」効果を持つものが多く、刀以外の重い武器で取得する方が真価を発揮しやすいだろう。

《刀ガードの達人》
おすすめ度:◎◎◎
「両手持ち」のガードコストを下げ、「二刀流」でもガードが可能になる。「二刀流」ビルドではほぼ必須。「両手持ち」でもガードの性能が高ければ攻撃に転じやすく優先的に取得したい。

《流血の歓喜》
おすすめ度:◎◎
「出血」を与えるたびにFP(ランク2ではHPとFP)を回復。うまくいけば1ターンに複数回の発動も狙える「出血」ビルドの重要なリソース源。まれに「出血」にならないエネミーもいるため過信は禁物。

総評:
「出血」を狙う刀ビルドに適性のあるスキルセット。
威力重視の「両手持ち」型では《居合》、多段hitで「出血」を狙う「二刀流」型では《流血の歓喜》が活かしやすい。「二刀流」型で戦技スキルを取得する際は、刀の装備スキル《二刀流威力増加+10》では戦技のダメージは増えない点に注意が必要。

蛮地の戦技書

《覚悟ある戦い》
おすすめ度:◎◎◎
「回避コスト:軽」の場合、与えるダメージを増やす。これ以上なくシンプルな火力増強で軽回避ビルドなら取らない理由はない。

《地揺らし》
おすすめ度:◎◎
エネミー2体に「生命力」+「筋力」のダメージ(足元)と強靭損害を与える。連番ダイス3つを消費した場合、1hit相当のダメージと強靭損害を追加で与えられるためガードや回避を削りつつ「体勢崩し」に追い込みやすい。

《ヒップドロップ》
おすすめ度:◎◎◎
エネミー2体に「生命力」+「筋力」のダメージと強靭損害を与える。武器やダイスコストに指定がなく、与える強靭損害も2体に2点と破格。ただし使用後に手番が終了してしまうので連発はできない。

《野蛮な咆哮》
おすすめ度:◎◎◎
ターン終了まで自身の攻撃にダメージと強靭損害を追加する。コストでダイスを消費しないため、余ったダイスで連撃を叩き込めば強靭値を一気に削ることができる。ちなみにランク2のHP回復効果は戦闘外でも使えるので緊急時の助けになることもある。

総評:
「体勢崩し」を狙うビルド全般に適性のあるスキルセット。
《野蛮な咆哮》に《ヒップドロップ》まで重ねれば効率的に「体勢崩し」を与えることができ、FPの続く限り戦闘を有利に進めることができる。

闘士の戦技書

《命奪拳》
おすすめ度:◎◎◎
3hit相当のダメージを与え、自身のHPを回復する。ゾロ目を消費する必要こそあるがスキル一つで攻撃と回復を同時に行える攻防一体の戦技。

《猟犬のステップ》
おすすめ度:◎◎
アクションダイスのうち①の出目を⑥に変更。多くのダイスを振るときほど効果を発揮しやすく、コストの重いアタックやスキルの取り回しを改善してくれる。ランク2ではリアクションダイスにも使用可能だが、宣言はダイスを振る前のためFPを消耗するリスクも大きい。

《誇示する咆哮》
おすすめ度:◎◎
ターン終了まで自身の攻撃のダメージを少し高め、受けるダメージを軽減する。ランク2ではHPと強靭値の回復効果もつき、高防護点ビルドの継戦能力を支えてくれる。

《白い影の誘い》
おすすめ度:◎◎
エネミーのアクションの対象に選ばれる確率を上げる。不確実な部分はあるものの攻撃を引きつけることで被害をコントロールできる。

総評:
生存力を重視したタンク型ビルドに適性のあるスキルセット。
ガード型であれば《誇示する咆哮》が使いやすく、《猟犬のステップ》は《回避リザーブ(素寒貧/闘士)》を持つ回避型と特に相性がいい。

射撃の戦技書①

《速射》
おすすめ度:◎◎
1hit相当のダメージを与える。大型の武器にこそ対応していないもののクセがなく、出目によらず確実にダメージを蓄積することができる。

《連続射撃》
おすすめ度:◎◎◎
多段hitのアタックの威力を増加。コストの小さい「サイズ:小中」の武器なら容易に条件を満たせ、手堅く火力を底上げできる。また、弩の「二刀流」であれば常に恩恵を受けることも可能。

《矢弾作成》
おすすめ度:◎◎
《属性の特殊ボルト(次項)》か《状態異常の特殊矢(射撃の戦技書②)》の使用回数を回復。どちらのスキルも強力なため戦闘前にはできるだけ使用回数を回復しておきたい。

《属性の特殊ボルト》
おすすめ度:◎◎◎
次の攻撃に属性損害やHP損害を追加する。ランク1~3を同時に使用すれば、HP損害にして5点(50ダメージ相当)ものダメージを一気に上乗せすることができる。

総評:
射撃ビルド(特に「サイズ:小中」)に適性のあるスキルセット。
《属性の特殊ボルト》は強力だが使用回数の消費も激しく、ここぞというときに足りなくならないようにしたい。《即席調香術(調香師)》で《矢弾作成》よりも早く使用回数を補充できる点は「素性:調香師」の射撃ビルドの特権。

射撃の戦技書②

《強射》
おすすめ度:◎◎
1hit相当のダメージと強靭損害に加え、消費した連番ダイス数に応じてダメージを増加する。「サイズ:特」のようにアタックコストの大きい武器で小回りが効くようになるだけでなくダメージ増加量も大きいのが嬉しい。

《アローレイン》
おすすめ度:◎◎
エネミー全員に1hit相当のダメージを3回与える。ゾロ目3つの厳しいコストに見合うド派手な効果を持ち、《属性の特殊ボルト(射撃の戦技書①)》と組み合わせれば即座に壊滅的な被害を与えることができる。

《宿し射ち》
おすすめ度:◎
1hit相当のダメージと強靭損害を与える。《速射(射撃の戦技書①)》とは異なり「サイズ:特」でも使用可能だがコストとFP消費はやや大きい。

《状態異常の特殊矢》
おすすめ度:◎◎
次の攻撃に状態異常やダメージを追加する。《属性の特殊ボルト(射撃の戦技書①)》と似ているが状態異常の付与に成功すればリターンはさらに大きい。

総評:
射撃ビルド(特に「サイズ:特」)に適性のあるスキルセット。
《状態異常の特殊矢》の使用にあたっては《矢弾作成(射撃の戦技書①)》を合わせて取得したい。《アローレイン》は狙って使う場合、《クイックステップ(盗賊)》を持っているのでもない限りは相応の工夫が必要だろう。

獣の戦技書

《猟犬のステップ》
おすすめ度:◎◎
アクションダイスのうち①の出目を⑥に変更。多くのダイスを振るときほど効果を発揮しやすく、コストの重いアタックやスキルの取り回しを改善してくれる。ランク2ではリアクションダイスにも使用可能だが、宣言はダイスを振る前のためFPを消耗するリスクも大きい。

《獣の咆哮》
おすすめ度:◎◎
「生命力」+「技量」のダメージ(レンジ)、ランク2ではさらに強靭損害を与える。「生命力」か「技量」に特化していなければダメージはあまり期待できず、余ったダイスを攻撃に変える選択肢の一つに。

《獅子斬り》
おすすめ度:◎◎◎
2hit相当のダメージと強靭損害を与える。コストはゾロ2つとやや重いが威力は十分に高く、出目が今一つ振るわないときにも攻め手を緩めずに済む。

《獣の呼吸》
おすすめ度:◎◎
行動順が早いときHPと強靭値(ランク2ではさらにFP)を回復。約30%の確率で効果を発揮するため長期的なリソース管理を楽にしてくれる。恩恵を最大限受けるために「生命力」や「精神力」は多めに伸ばしておきたい。

総評:
近接ビルド(特に「サイズ:特」)に適性のあるスキルセット。
《猟犬のステップ》のおかげで⑥のコストを用意しやすく、アタックコストが足りない場合は《獣の咆哮》や《獅子斬り》などの戦技スキルで応戦しよう。

暗殺者の戦技書

《毒蛾は二度舞う》
おすすめ度:◎◎◎
1hit相当+10のダメージと「毒」を与える。「毒」ビルドではほぼ必須であり、ダメージもおおよそ2hit程度にはなるため使い勝手は良い。

《毒の霧》
おすすめ度:◎◎◎
エネミー全員の「毒」への抵抗値をターン終了まで下げる。ランク2では「毒」にHP損害が追加され、「毒」を狙うリターンを大きく高めてくれる。

《暗殺の作法》
おすすめ度:◎◎
「対象」1体」のアクションの対象に選ばれなくなる。自身の安全は約束されるがその分仲間が危険にさらされるため状況と相談して使用したい。また、複数を対象とする攻撃には無力なほか、複数回のダメージを持つ攻撃もやや苦手。
*参考:『ELDEN RING TRPG』Q&A P.11「複数回のダメージに対して「影送り」を使うとどうなるのか? 」

《猛毒の歓喜》
おすすめ度:◎◎◎
「毒」を与えるたびにFP(ランク2ではHPとFP)を回復。うまくいけば1ターンに複数回の発動も狙える「毒」ビルドの重要なリソース源。まれに「毒」にならないしないエネミーもいるため過信は禁物。

総評:
「毒」を狙うビルド全般に適性のあるスキルセット。
複数のエネミーが相手なら《毒の霧》に《毒の噴霧(調香師の製法書)》や《スローイングダガー〔骨の毒投げ矢〕(投擲武器の製法書)》を組み合わせ、「毒」をばら撒きつつリソースを回復する動きが強力。

貴人剣士の戦技書

《貫通突き》
おすすめ度:◎
2hit相当+5のダメージをガード貫通で与える。ガードの上から叩ければ悪くはないが、ゾロ2個+FP2点(ランク2では1点)とコストはやや重い。

《二連斬り》
おすすめ度:◎
1hit相当のダメージを2回与える。使用する武器によってコストやダメージが変わる点が独特。ダイスコストの面ではわずかに得だがFPの消費もそれなりに大きい。

《連続斬り》
おすすめ度:◎◎◎
3hit以上のアタックのダメージを増加。軽い武器や「二刀流」であれば条件を満たすのは難しくなくダメージ増加量も大きい。

《貴人の剣術》
おすすめ度:◎◎◎
手番開始時にダイスを消費していればダイスを1個獲得。スタミナダイスの消費はガードと回避どちらでもよく、リアクション後にも攻勢に転じやすい優秀なスキル。

総評:
多段hitを狙う近接ビルドに適性のあるスキルセット。
《貴人の剣術》でダイスを確保しつつ《連続斬り》で多段hitの威力を底上げする。4hit以上が狙えるのなら《連続攻撃の歓喜(鋭利の戦技書)》でのリソース回復も頼りになるだろう。

槍使いの戦技書

《突撃》
おすすめ度:◎
1hit相当のダメージと強靭損害を2回与える。連番3つのコストは少し厳しいが、1hitの強烈な重武器ビルドほど活躍の機会は作りやすい。

《巨人狩り》
おすすめ度:◎
1hit相当+5のダメージと強靭損害を与える。コスト面で取り回しが良いとは言いづらいが、強靭値を大きく削ったうえランク2ではスタミナダイスを獲得できるため手番後の守りを固めやすい。

《幻影の槍》
おすすめ度:◎◎
1hit相当のダメージ(レンジ)と強靭損害を与える。行動順が遅い場合にはさらにアクションダイスを獲得でき、出目次第ではあるが見た目以上にダメージを稼ぐことができる。

《槍さばき》
おすすめ度:◎◎◎
「片手持ち」から「両手持ち」に装備変更する際のダイスコストが不要になる。攻撃後に「片手持ち」に戻る際にはダイスを使うことを考えても、ダイス1つで実質15~20ダメージを上乗せできるため強力。

総評:
盾を構える槍/長柄ビルドに適性のあるスキルセット。
《盾ガードの達人(盾の戦技書)》や《シールドバッシュ(盾の戦技書)》を取得すれば守りながらも手番のダイスコストを確保しやすい。《後衛戦術(基本戦技書)》は《幻影の槍》と相性が良く、遅い行動順からの反撃をより強力なものすることができる。

 

今回はここまでです。
全スキルの網羅まであと3回の予定。どうぞ気長にお待ちいただければ。

それでは王を目指してよい狭間の地ライフを。


本作は、「著:加藤ヒロノリ/グループSNE、原著:株式会社フロム・ソフトウェア、KADOKAWA」が権利を有する『ELDEN RING TRPG』の二次創作作品です。
©Group SNE「ELDEN RING TRPG」

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