今回はビガミ(忍術バトルRPG シノビガミ)の奥義のお話です。
近ごろ初めての上忍PCを遊んでみて、奥義が二つになる恐ろしさを味わったことで考えさせられたことをまとめておく。
まず奥義なんてものはただ振り回されるだけで脅威なわけだが、ちょっと工夫すれば問答無用の6点ダメージや確定スペシャル攻撃を連発することも容易だ。そして困ったことに初見においてはほとんど防ぐ手段がないのである。そんな奥義を各PCが二つずつ持っているのだから対策を怠っては上忍失格というものだろう。
ではどんな対策があるだろうか。
■初見奥義を破る
初見でも奥義破りができる状況に持ち込むあれこれ。【博識】など奥義破りを有利にする手段も併せて持ちたい。
【一見】…そのものずばり初見の奥義に奥義破り判定ができるようになる。上忍頭の修得制限はきついが初見奥義対策としては最強格
【目付】…居所を持っている相手の秘密と一緒に奥義情報を抜く。居所は【占術】などでどうとでもなるが、相手がシーンに出ている必要がある点がネック
【風魔】【見眩/認】…自分のいないシーンで使われた奥義情報を得る。メインフェイズで戦闘でも起きない限り得られるのは完全成功の情報くらいか
■初見奥義を防ぐ
初見だろうがなんだろうが正面から無効化する。対策としては最も強力。
【技縛】 …プロットが当たれば奥義を封印。相手の判定に依存することもあり頼りにはしづらい
【相克】 …相手の奥義を奥義で打ち消す中忍頭忍法。自分の奥義も晒すことになるがお互いに初見なら確実に防ぐことができる。役目を終えた追加忍法などを使いまわすのがおすすめ
【天国】…対妖魔限定でサポート忍法と奥義を無効化したうえ射撃戦ダメージを与える。完全成功や【詭道/認】などでマイナス修正はなんとかしよう
【強み:滅び】…対クリヒ、範囲攻撃限定の【相克】を付与する仕掛け。攻撃奥義に弱い構成のときにつけておくと安心感がある
■初見奥義を耐える
とにかく致命的な一撃を受け切る。消極的ではあるが選べる手段は多い。
【頑健】など…追加の生命力を得る。6点クリヒなど致命的な一撃を対策
【御斎魂】…一回限りのダメージ無効化。どんなに大火力の攻撃でも一撃耐える。判定のマイナス修正に備えて回想シーンはできるだけ残しておきたい
【奥義:絶対防御】…安心と信頼。階級が上がるとぶち抜く方法も増えてくるので過信は禁物
【奥義:不死身】…安心と信頼その2。ダイス目が不安なら【強み:定め】をつける
■総括
最新の流派ブックまで一通り見てはみたが正直もう少しあるかと思っていた。そうなると一部の流派以外は【絶対防御】【不死身】での対策を取るしかなさそうだが、同時にそれすらも上から潰していける【一見】や【相克】の凶悪さが際立つ。
ではそれらを対策するために【強み:くらまし】や【破術】を修得して…と結局はイタチごっこじゃないかと、そんなメタゲーム構造が見えてきたところで記事を締めよう。
以上、逆凪に気をつけてよいシノビガミを!
©新紀元社「忍術バトルRPG シノビガミ」
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