TRPGについて考えて、古本について考えて、またTRPGについて考えていたら、ふと手元のルルブが目に留まった。
何度も何度もページをめくられてあちこち痛んだシノビガミの大判ルールブックだけど……これ、直せないかな?
たっぷり読み込んでくたびれた大判ルルブこと『忍術バトルTRPG シノビガミ 基本ルールブック 改訂版』
というわけで思い立ったが吉日。さっそく下調べをして修理に必要な道具をひと揃い買い集めました。ででん。
大半は百均やホームセンターで揃うものの、和紙だけはなかなか見つからずインターネットの力を借りました。――余談ですが、和紙を扱う紙屋さん(しかも割安)が近所にあることを後日知った。くやしくないです、ちょっとしか。
ともあれ、これで準備は万端!さっそく作業に取り掛かっていきましょう。
*ちなみに今回の作業にあたっては国立国会図書館HPの資料保存講義や、NPO書物研究会による『図書の修理 とらの巻』などを大いに参考にしました。興味ある方、おすすめです。
表紙の破れの補修
まずは表紙の修理から挑戦します。
表紙を外して裏返してみるとこんな感じ。背表紙の角の切れ込みが目立つのでこれをどうにかしたい。
和紙を破れた部分に合う大きさにちぎって、
(けばが立つようにちぎると馴染みやすいらしい)
水で薄めたでんぷん糊を塗って貼り付ける。
反対側の破れも同様にしたらクッキングシートで挟んで保護。上から重しをのせて乾くまで静置する。
十分に乾いたことを確認し、余分な和紙を切リ落としたらこのように。予想以上にきれいに馴染んでくれました!やったぜ。
こちらは表から見た様子。表面のビニールの剥離が少し気になりますが、破れた部分はうまく補修できたようです。
次は中身のページの修理。後編(【図書修理】はじめての図書修理『シノビガミ大判』 後編)へ続きます。
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